19番目のカルテロケ地|魚虎病院はどこ?静岡&横須賀を巡る聖地巡礼ルートとマナー

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19番目のカルテ ロケ地|魚虎病院はどこ?マナーを守って巡る大人の聖地巡礼ガイド

『19番目のカルテ』、最終回まで涙なしでは見られませんでしたよね。徳重先生の温かい言葉に救われたり、時には厳しい現実に胸を締め付けられたり……。放送が終わってしまった今、「19カルテロス」で心にぽっかり穴が空いてしまった方も多いのではないでしょうか。

「あの感動の舞台、魚虎総合病院の空気に触れたい」

その気持ち、痛いほどわかります。結論からお伝えすると、魚虎総合病院のメインロケ地となったのは、静岡県にある「静岡県立静岡がんセンター」です。

しかし、ここでお伝えしなければならない大切なことがあります。静岡県立静岡がんセンターは、ドラマのセットではなく、今も多くの患者さんが闘病されている「現役の医療機関」であるという事実です。

「行きたいけれど、迷惑にならないか不安……」

そんな心優しいあなたのために、今回は医療現場への敬意を最優先した「マナー重視」の聖地巡礼ガイドを作成しました。静岡の絶景病院で静かに感動を噛み締め、その足で横須賀のロケ地を巡って自由に楽しむ。そんな、作品への愛とマナーを両立させた「大人のための1Day追体験プラン」をご提案します。


この記事を書いた人

ドラマロケ地ガイド・ミサト
聖地巡礼マナーアドバイザー / ドラマコラムニスト
「推し活はマナーがあってこそ輝く」を信条に、国内ドラマのロケ地特定や撮影協力施設の取材を5年以上続けています。かつては「場所さえわかればいい」と突撃して失敗した経験も……。その反省から、現在はフィルムコミッションや施設側の想いを汲み取った、持続可能な「ロケ地ツーリズム」の発信に力を入れています。

感動の舞台「魚虎総合病院」の正体と、知っておくべき現実

まず、私たちが愛した「魚虎総合病院」の実体について、正しく理解することから始めましょう。

ドラマの中で、富士山を背に堂々とそびえ立つ魚虎総合病院の外観。あの美しい風景は、静岡県駿東郡長泉町にある「静岡県立静岡がんセンター」で撮影されました。

ドラマ上の架空の病院である「魚虎総合病院」と、実在する「静岡県立静岡がんセンター」は、単なる撮影場所という関係を超えた深い結びつきがあります。

ドラマ『19番目のカルテ』が描こうとした「患者の人生そのものに寄り添う医療」というテーマ。これが、高度な医療機能と患者さんの療養環境を追求する静岡県立静岡がんセンターの理念と合致したからこそ、異例とも言える全面的な撮影協力が実現したのです。

つまり、あの場所は単なる「背景」ではなく、ドラマの精神性を支える重要なキャストの一部だったと言えるでしょう。だからこそ、私たちファンもその場所に敬意を払い、「観光地」ではなく「神聖な場所」として向き合う必要があります。

静岡県立静岡がんセンターの所在地を示す地図。JR三島駅からバスで25分の位置にある。

【重要】ファンなら絶対守りたい、病院ロケ地訪問の3つの鉄則

「せっかく行くなら、徳重先生が歩いたロビーで記念撮影したい!」
その気持ちはわかりますが、ここでは一度立ち止まってください。

静岡県立静岡がんセンターには、厳格な「聖地巡礼マナー」が存在します。 これは誰かに言われたから守るものではなく、作品を愛する私たちが自発的に守るべきラインです。私が多くのロケ地を見てきた経験から、絶対に守ってほしい3つの鉄則をお伝えします。

鉄則1:院内での写真撮影は「原則禁止」と心得る

ドラマの撮影は、患者さんのいない時間帯やエリアを厳密に調整して行われました。しかし、普段の病院はプライバシーの塊です。
たとえ人が写っていなくても、院内での無断撮影は、他の患者さんやご家族に多大な不安を与えます。 スマートフォンを掲げる行為自体が、病院という空間では暴力になり得ることを忘れないでください。

鉄則2:長居は無用、滞在は「風のように」

ロビーの椅子に座ってドラマの余韻に浸りたい気持ちもあるでしょう。しかし、その椅子は、診察を待つ不安な患者さんや、お見舞いに来たご家族のためのものです。
聖地巡礼の目的で院内の待合スペースを占有することは、絶対にあってはなりません。 見学は外観や一般開放されているエリア(後述する屋上庭園など)に留め、院内は「通り過ぎるだけ」にするのがスマートなファンの振る舞いです。

鉄則3:患者さん優先の精神を徹底する

エレベーター、通路、バスの座席。すべてにおいて「患者さん優先」を徹底してください。「自分は部外者である」という謙虚な気持ちを持つことが、結果としてロケ地を守ることにつながります。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 病院ロケ地では、「スマホはカバンにしまって、心のシャッターを切る」ことに集中してください。

なぜなら、多くの人が「一枚くらいなら……」とカメラを向けた瞬間に、警備員の方に注意され、気まずい思いをして帰ることになるからです。私自身、過去に別の病院ロケ地でカメラを出してしまい、厳しく注意された苦い経験があります。あの時の申し訳なさは一生忘れられません。「写真は撮らない」と決めるだけで、周囲への配慮に気付けるようになり、逆にドラマの空気感を深く味わえるようになりますよ。

病院訪問時のマナー違反リスト。院内撮影、大声、長居、派手な服装、立入禁止エリアへの侵入はNG。

静岡(病院)×横須賀(街歩き)で完結!1Day追体験モデルコース

「病院では緊張して楽しめないかも……」と不安になった方もいるかもしれませんね。
そこでご提案したいのが、「静」の静岡(病院)と、「動」の横須賀(街歩き)を組み合わせたハイブリッドなプランです。

病院では静かにドラマの精神に触れ、その後に移動して、徳重先生のプライベートなシーンが撮影された横須賀エリアで思いっきり写真撮影やグルメを楽しむ。これなら、マナーを守りつつ、満足度も120%です!

10:00 JR三島駅到着 〜 いざ、魚虎総合病院へ

まずは新幹線で三島駅へ。ここからバスに揺られ、高台にある静岡県立静岡がんセンターを目指します。バスを降りた瞬間、目の前に広がるのはドラマで何度も見たあの外観と、雄大な富士山。
ここでは外観を眺め、一般開放されている「4階屋上庭園」で静かに深呼吸しましょう。 徳重先生が患者さんと語り合ったあの場所で、風を感じるだけで十分な追体験になります。

12:00 三島駅周辺でランチ 〜 横須賀へ移動

病院での滞在は30分〜1時間程度で切り上げ、三島駅に戻ります。静岡名物のうなぎや海鮮を楽しんだら、新幹線と在来線を乗り継いで、もう一つの聖地・横須賀へ向かいましょう。この移動時間も、ドラマのサントラを聴きながら車窓を眺めれば、立派な巡礼タイムです。

15:00 横須賀・三浦エリア散策 〜 徳重先生の日常を歩く

午後は、気兼ねなく写真が撮れるエリアです。
特に外せないのが、横須賀市にある「白髭神社」。徳重先生が悩みながら歩いたあの鳥居の前は、絶好のフォトスポットです。また、印象的な「遮断機待ち」のシーンで使われた「横須賀中央第1踏切」もファンにはたまりません。
ここでは、ドラマと同じ構図で写真を撮ったり、友人とシーンの再現をして盛り上がっても大丈夫(もちろん、交通ルールは守ってくださいね!)。

静岡がんセンターと横須賀エリアを1日で巡るモデルコースのタイムライン図。

まだある!ドラマを彩った名シーンのロケ地詳細

メインの病院以外にも、『19番目のカルテ』の世界を彩ったロケ地はたくさんあります。ここでは、病院以外のスポット(カフェ、公園、駅など)を中心に、比較的訪問しやすい場所をピックアップしました。

  1. 第1話・徳重先生が歩いた鳥居
    ロケ地: 白髭神社(神奈川県横須賀市)
    シーン: 悩みながら歩く徳重先生の背中が印象的だった、海沿いの静かな神社です。
    アクセス: 京急「堀ノ内駅」より徒歩。
  2. 印象的な踏切のシーン
    ロケ地: 横須賀中央第1踏切(神奈川県横須賀市)
    シーン: 遮断機越しに見せた、あの切ない表情が撮影された場所です。
    注意点: 京急「横須賀中央駅」近く。交通量が非常に多いため、撮影時は通行の妨げにならないよう十分ご注意ください。
  3. 第2話・ケーキ屋さん
    ロケ地: 都内パティスリー(実在店舗)
    シーン: 差し入れのケーキを買っていたお店。
    楽しみ方: 実際に営業しているお店です。イートインを利用して、ドラマの雰囲気を味わうのがおすすめです。(※店舗への配慮のため、店名は伏せます)
  4. 会議室のシーン
    ロケ地: 横浜市立市民病院(神奈川県横浜市)
    注意点: こちらも現役の病院です。外観のみの見学に留めましょう。
  5. 救急搬送の入り口
    ロケ地: 八千代医療センター(千葉県八千代市)
    注意点: 救急外来付近は、一刻を争う現場です。立ち入りは厳禁ですので、遠くから眺める程度にしてください。

 

当院では、映画やドラマ等の撮影協力を通じて、地域の活性化や医学・医療への理解を深めていただくことを目的としています。(中略)撮影にあたっては、患者さんのプライバシー保護や診療業務への支障がないよう、細心の注意を払っております。
出典: 撮影協力について – 静岡県立静岡がんセンター公式サイト

このように、静岡県立静岡がんセンターをはじめとする各施設は、あくまで「善意」で撮影に協力してくださっています。 私たちファンの行動一つで、今後の撮影が断られるようになってしまうかもしれません。ロケ地を守るためにも、節度ある行動をお願いします。

よくある質問(FAQ)

最後に、聖地巡礼を計画している方からよくいただく質問にお答えします。

Q. 病院のロビーに入って、遠くから見るだけなら大丈夫ですか?

A. 原則として、用事がない限り控えるべきです。
ロビーは患者さんが受付をしたり、会計を待ったりする生活の場です。観光目的で入館することは、病院側の意図にも反します。どうしても入りたい場合は、併設のレストランやコンビニ等の利用に留め、用が済んだら速やかに退館しましょう。

Q. 松本潤さんが座ったベンチはどこですか?

A. 具体的な場所の特定と公開は控えます。
もしそのベンチが院内の待合スペースにある場合、ファンが殺到すると診療の妨げになるからです。ドラマの映像の中で確認し、心の中で座るに留めておくのが、真のファンの愛情表現だと私は思います。

Q. 撮影時のキャストの目撃情報はありますか?

A. 撮影はすでに終了しており、現在は静かな病院に戻っています。
過去の目撃情報を頼りに現地に行っても、キャストの方はいません。むしろ、「撮影が終わった後の静けさ」こそが、ドラマの余韻を感じるのに最適な環境だと言えます。

まとめ:あなたの「マナー」が、作品の品格を守る

『19番目のカルテ』のロケ地巡りは、単なる観光ではありません。それは、ドラマが描いた「命への向き合い方」を、私たちファンが現実世界で実践する場でもあります。

静岡県立静岡がんセンターという「命の現場」に敬意を払い、横須賀の街でドラマの日常を感じる。このメリハリのあるプランなら、誰にも迷惑をかけず、むしろ清々しい気持ちでドラマの世界に浸れるはずです。

あなたがマナーを守って現地を歩くその姿こそが、作品の品格を守り、次の素晴らしいドラマが生まれる土壌を作ります。ぜひ、素敵な「大人の聖地巡礼」を楽しんできてくださいね!

【行動喚起】
このプランで実際にロケ地を巡った感想や、「ここのランチが美味しかった!」といった周辺情報を、ぜひコメントで教えてください。(もちろん、写真はルールを守って撮影したものに限りますよ!)


参考文献

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