おかあさんといっしょ歴代人形劇まとめ|ドレミファ世代が知るべき「ファンターネ」の多様性とは

その他

おかあさんといっしょ歴代比較!30代ママが泣ける「どーなっつ」から「ファンターネ」への進化論

夕方の忙しい時間、テレビから流れる「おかあさんといっしょ」の歌声に、ふと手を止めて助けられているママは多いのではないでしょうか。私もその一人です。

でも、画面の中のキャラクターたちを見て、「あれ? 私の頃は誰だったっけ?」「今のキャラクター、なんか昔と雰囲気が違う?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、私たち30代ママが育った「ドレミファ・どーなっつ!」の時代と、現在の「ファンターネ!」の時代では、番組が子供たちに伝えようとしているメッセージが大きく進化しているのです。

この記事では、32歳の私たちが夢中になったあの頃の思い出を振り返りながら、現在の番組に込められた「新しい時代の優しさ」を徹底比較します。懐かしい記憶に浸りつつ、明日から子供と一緒に番組を見る時間が、もっと愛おしいものに変わるはずです。


この記事を書いた人

高橋 ミナミ

元保育士・2児の母 / 児童番組ウォッチャー

保育士として10年間、たくさんの子供たちと一緒に「おかあさんといっしょ」を楽しんできた経験を持つ。現在は2児の母として、毎日子供と番組を視聴するのが日課。

この記事では、保育士時代の知識と、いち母親としての実感を交えて、30代ママの心に響く番組の魅力を解説します。


32歳ママの原風景!「ドレミファ・どーなっつ!」と「けんあゆ」の伝説

「みど・ふぁど・れっしー・空男(そらお)!」
この名前を聞いて、胸の奥がキュンとしたあなたは、間違いなく私と同世代です。

現在32歳前後のママにとっての原風景は、1992年から1999年まで放送された人形劇『ドレミファ・どーなっつ!』と、速水けんたろうお兄さん・茂森あゆみお姉さんのコンビではないでしょうか。

プードルの双子「みど」と「ふぁど」、カンガルーの「れっしー」、そしてゴリラの「空男」。
特に、れっしーが言う「ごきげんよう、元王子れっしーです」という少し気取った挨拶や、空男の「じゃんぼ!」という元気なスワヒリ語の挨拶は、当時の子供たちの間で大流行しましたよね。

そして忘れてはならないのが、1999年に社会現象を巻き起こした「だんご3兄弟」です。
速水けんたろうお兄さんと茂森あゆみお姉さんが歌った「だんご3兄弟」は、オリコン1位を獲得し、CD売上291万枚という驚異的な記録を打ち立てました。 あの頃、街中の至る所でこの曲が流れていたのを、鮮明に覚えている方も多いはずです。

この時代は、まさに「おかあさんといっしょ」が国民的なブームを作り出した、熱気あふれる黄金期だったと言えるでしょう。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 昔の映像や音楽を見つけたら、ぜひお子さんと一緒に見てみてください。

なぜなら、ママが子供の頃に好きだったものを共有することは、子供にとって「ママにも子供時代があったんだ!」という新鮮な驚きと親近感を生むからです。YouTubeの公式チャンネルや、65周年記念の特番などで、『ドレミファ・どーなっつ!』の映像やおなじみの曲に触れる機会は意外とありますよ。

「ゴリラ」から「ひょうたん」へ?歴代人形劇に見る「子供観」の劇的進化

さて、ここからが本題です。
私たちの思い出の中にある『ドレミファ・どーなっつ!』と、今、子供たちが夢中になっている『ファンターネ!』。この二つを比べると、番組が描こうとしている「子供観」の劇的な変化が見えてきます。

かつての『ドレミファ・どーなっつ!』は、犬、カンガルー、ゴリラといった「分かりやすい動物」がモチーフでした。性格設定も、男の子はわんぱく、女の子はおしゃまといった、当時の「王道」を行くものでした。

一方、現在の『ファンターネ!』はどうでしょうか。
メインキャラクターの「みもも」はカッパ、「やころ」はひょうたん、「ルチータ」はライオンです。種族もバラバラなら、出身も違います。

ここで注目したいのが、『ファンターネ!』のキャラクター設定に込められた「多様性(ダイバーシティ)」と「インクルージョン」のメッセージです。

例えば、ひょうたんの「やころ」には、明確な性別が設定されていません。一人称は「やころ」で、丁寧な言葉遣いで話します。また、ライオンの「ルチータ」は、将来の夢が「バレエダンサー」です。「男の子だから」「ライオンだから強くなきゃいけない」という固定観念にとらわれず、「自分らしくあること」の尊さを表現しているのです。

さらに、車椅子に乗ったキャラクター「マーキー」が登場することもあります。これは、障害を持つことが「特別なこと」ではなく、「当たり前の日常の一部」として描かれている証拠です。

 

📊 スマホで見る!30年の進化比較

1. キャラクターのモチーフ

  • 🍩 昔 (ドレミファ):
    犬、カンガルー、ゴリラといった「分かりやすい動物」
  • 🌱 今 (ファンターネ):
    カッパ、ひょうたん、ライオンといった「想像上の生き物や植物」

2. キャラクター設定

  • 🍩 昔 (ドレミファ):
    「王道・ステレオタイプ」
    (例:空男は力持ちのゴリラ、れっしーは王子様)
  • 🌱 今 (ファンターネ):
    「多様性・ジェンダーレス」
    (例:ルチータはバレエ好きのライオン、やころは性別不詳)

3. 番組のテーマ

  • 🍩 昔 (ドレミファ):
    「友情・冒険」
    みんな仲良く、自然との共生
  • 🌱 今 (ファンターネ):
    「可能性と多様性」
    みんな違ってそれがいい、互いの違いを認め合う心

4. 背景にある社会観

  • 🍩 昔 (ドレミファ):
    核家族化、バブル崩壊後の安定志向
  • 🌱 今 (ファンターネ):
    SDGs、共生社会、個性の尊重

 

このように、『ドレミファ・どーなっつ!』が「みんな仲良く」という普遍的な友情を描いたのに対し、『ファンターネ!』は「みんな違って、それがいい」という現代的な共生の形を描いています。

ママ世代が感じる「なんか昔と違う?」という違和感の正体は、この「社会が大切にする価値観のアップデート」だったのです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 「今のキャラ、なんか変じゃない?」と感じたら、それは新しい価値観を学ぶチャンスです。

なぜなら、その違和感こそが、番組が意図的に投げかけている「問い」だからです。「男の子がピンクを好きでもいいんだよ」「性別にとらわれなくていいんだよ」というメッセージを、『ファンターネ!』は子供たちに自然な形で伝えています。親である私たちがその意図を理解することで、子供への声かけも「男の子なんだから泣かないの」から「悲しい気持ちも大切だね」へと、より豊かなものに変わっていくはずです。

親子で歌おう!世代を超える名曲「にじのむこうに」の魔法

番組の歴史を知ると、もう一つ嬉しい発見があります。それは、「歌」が世代を超えて受け継がれていることです。

今でも番組やコンサートで頻繁に歌われる名曲「にじのむこうに」「あしたははれる」
実はこれ、私たち世代の速水けんたろうお兄さん・茂森あゆみお姉さん時代に生まれた曲だということをご存知でしたか?

雨があがったよ お日様が出てきたよ
青い空のむこうには 虹がかかったよ

出典: 楽曲「にじのむこうに」歌詞より (作詞・作曲:坂田修)

この歌詞を聴くと、子供時代の情景がパッと浮かんでくるママも多いでしょう。
「にじのむこうに」は、30年前の私たちと、今の子供たちを繋ぐ「共通言語」なのです。

テレビからこの曲が流れてきたら、ぜひ家事の手を止めて、お子さんと一緒に歌ってみてください。「ママもこの歌、大好きなんだよ」と伝えるだけで、子供はとても嬉しそうな顔をするはずです。親が楽しそうに歌う姿は、子供にとって一番の安心感であり、音楽を好きになるきっかけになります。

よくある疑問:歴代のお兄さん・お姉さんは今何してる?

最後に、ママ友との会話でもよく話題になる、「あのお兄さん・お姉さんは今?」という疑問にお答えします。

  • 速水けんたろうお兄さん(8代目うたのお兄さん):
    現在も歌手・俳優として幅広く活躍中。あゆみお姉さんと共にイベントに登場することもあり、往年のファンを沸かせています。
  • 茂森あゆみお姉さん(17代目うたのお姉さん):
    クラシック歌手としての活動のほか、バラエティ番組に出演することも。「だんご3兄弟」のイメージが強いですが、本格的なソプラノ歌手としての実力は健在です。
  • 横山だいすけお兄さん(11代目うたのお兄さん):
    歴代最長の9年間を務めた「だいすけお兄さん」。卒業後もテレビドラマや舞台、歌手活動とマルチに活躍し、ママたちのアイドル的存在であり続けています。
  • 小林よしひさお兄さん(11代目体操のお兄さん):
    「よしお兄さん」として親しまれ、歴代最長の14年間在任。現在はタレント活動のほか、YouTubeで体操動画を配信するなど、子供たちの健康を支え続けています。

歴代のキャストたちは、番組を卒業してもなお、それぞれの場所で子供たちの笑顔のために活動を続けています。 その姿を知ると、ますます応援したくなりますよね。


まとめ:変わる番組、変わらない愛

「おかあさんといっしょ」は、65年という長い歴史の中で、時代に合わせてその姿を変えてきました。
『ドレミファ・どーなっつ!』で育った私たちが、今、親として『ファンターネ!』を見ている。
キャラクターの見た目や設定は変わりましたが、そこにある「子供たちの健やかな成長を願う愛」「親子の時間を温かく彩りたいという願い」は、何一つ変わっていません。

昔の思い出を大切にしながら、今の番組が教えてくれる「新しい時代の優しさ」も受け入れてみる。そうすることで、毎日の「おかあさんといっしょ」の時間が、単なるテレビタイムから、親子で心を通わせる大切なひとときに変わっていくはずです。

あなたの思い出のキャラクターは誰ですか?
「私はやっぱりじゃじゃまる!」「にこにこぷん世代です!」など、ぜひコメントで教えてくださいね。みんなで懐かしい思い出をシェアしましょう!

参考文献

コメント

タイトルとURLをコピーしました